小市民シリーズ
小市民シリーズ1 一般小説
「小鳩くんは、わかる? 渡そうと思ってたラブレターを、チャンスだからってつい、思いびとの私物に忍ばせちゃう気持ちって」
「わからないなあ。ぼくには縁のないシチュエーションだ」まあ、それをわかりたいとぼくらが思うようになれば、そのうちわかる日も来るかもしれない。
得意の推理を鼻高々に披露して回っては人に疎まれるという過去をもつ高校生、小鳩。
同じように自らの性格ゆえに起きた苦い過去を持つ女の子、小佐内さんとともに、過去の失敗を活かして高校からは普通の人、小市民を目指して努力するタッグを組む。
だが入学早々から校内で女生徒のバッグが盗まれる事件が発生し‥。
こっちも高校が舞台で扱う推理も人死にが出るようなものはなく、日常におきた軽い謎を解き明かすライトな推理もの。
氷菓を読んでたときは主人公折木のマイナス思考が好きでモノローグも楽しく読めたけれど
小市民シリーズはでしゃばりな主人公の性格ゆえの書き方なのか、描写がいちいち面倒くさい‥
推理パートに入ると顕著。うざい、長い、さっさと結論言え(あかん)
推理小説読むの向いてないのもありそうだけど、主人公が起こり得る事象に勝手に確率をつけて語りだした瞬間はヒィってなった。めっちゃ主観に過ぎる条件付け!
あとココアは最初からマグカップに粉と牛乳注いでレンジでチンする派は、たぶん読んでて、ええ‥?ってなる瞬間がある。