青い図書館 bluelibrary’s blog

誰の目にも止まらないひとりごと

ノームの終わりなき道程

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秘境『宝石の丘』へと到達し、巨万の財を手にした成り上がり錬金術士のクレストフ。富と名声を手にしてなお満たされない強欲を抱え、彼は幸福を追い求める。己にとっての幸が、どのようなものであるかも知らぬままに。やがて己の幸福の在り処に気が付いたクレストフは、自らが置き去りにしてきた過去と相対する。それは幸福を求める、終わりなき旅路の始まりだった。


作者 山鳥はむ
異世界ファンタジー
連載中 前作ノームの終わりなき洞窟は完結済み

更新を楽しみにしている作品。
前作のノームの終わりなき洞窟のその後の物語。
利己的で合理主義者の主人公クレストフが、己の幸せとは何かと向き合っていく。
前作を経て自身の殻に閉じこもるようになった主人公が、人と人との出会いの中で変わっていく様が良い。
レリィがアホで可愛い。

誰も言ってるところを見たことがないけど、戦闘描写に関してはなろう作家さんの中で屈指の上手さだと思う。
スピード感をなくさず、分かりやすい描写が頭の中でヌルヌル動く戦闘シーンを想像させてくれる。
ていうか文章自体そもそも上手い。
プロットを忠実に立てて進行してるのがわかる。
1章2章は素晴らしい。
ただ3章のアカデメイア講師編は蛇足だと感じた。

前作の洞窟よりこっちのほうが好き。
基本根幹はシリアスなので、なろうの読者層とはあまり合わないかもしれない。
でも個人的にはすごく好き。
それ相応の努力を積み重ねた人間は報われるべきだと思うし、今風のなんの苦労もなくチートでハーレムする作品が苦手な自分にとってはちょうど良い湯加減。
逆境もっとくれ。

個人評価9
作者さんが満足の行く結末を描いてほしい。
洞窟の方の最後が、なんだか物語の必要にせままれてポンポン人物が消えていくのは、ちょっと今でも納得してないので。ハッピーエンド主義てわけじゃなくて、結末ありきの強引なシナリオが苦手。
期待。